クラウドファンディングとは、英語のcrowd(群衆)とfunding(財政支援)を掛け合わせた造語で、その言葉通り不特定多数の人に資金援助を募ることです。目的やアイディアがあっても、そのプロジェクトを実現させる為の資金が足りない場合に便利なサービスです。2000年以降、インターネットが更に普及したことによってアメリカで誕生し、日本では2011年に開始されました。
クラウドファンディングの実施者は、サービスを行っている仲介会社のサイトにプロジェクトの内容や目標達成額、募集期間などの必要事項を登録し、低額からの資金支援を呼びかけます。このサービス上では資金支援者をパトロンと呼びますが、このパトロン一人一人の支援額は少なく誰でも気軽に参加出来るようになっています。出資といった大げさなものではなく共感できるプロジェクトに協力するというのが特徴で、パトロンの数が多い程支援額も大きくなります。
資金援助の募り方には2種類あり、ただ資金支援を行うだけの寄付型と、資金支援をすると金銭以外の物や体験が見返りとしてついてくる購入型に分かれています。
仲介会社は、プロジェクト内容をサイトだけではなくTwitterやFacebookなどのSNSも利用して情報拡散を行うので、より多くの人に周知されます。サイトの登録費用はかかりませんが、万一目標額に達しない場合には、集まった支援金はパトロンに全て返却されるので受け取れません。もし目標額に到達した場合には、約20パーセントの手数料を引いた残額が支払われる仕組みになっています。
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