結婚式で使われるケーキのことですが、その由来は諸説あります。最も古いものではギリシャ神話に「将来を誓い合ったふたりがひとつのパンを分かち合って永遠の愛を誓った」という言葉が残っています。さらに西洋では悪魔は甘いものが嫌いだという伝承があり「魔除け」として甘いケーキを新郎新婦のそばに置いたという説もあります。
また古代ローマでは子孫繁栄の象徴である小麦で作った固いビスケットを砕いて花嫁の頭上に撒き、お祝いに集まった人たちがそのビスケットのかけらを拾い集めて食べることにより二人の幸せを祈り、幸福を分かち合うという儀式もあり、このことが起源だともいわれてもいます。
18世紀に入ると、固く焼き上げたシュガーケーキ(ラム酒に漬け込んだフルーツが入ったバターケーキを薄くマジパンでコーティングしてシュガーペーストでレースのような装飾を施したもの)が登場してきました。当初は「ブライドケーキ(花嫁のケーキ)」とも呼ばれていました。当時は砂糖がとても貴重であったため、それは豊かさや繁栄、幸福のシンボルでもありました。1840年のイギリスのヴィクトリア女王の結婚式の際には直径90cm、重さ136kgの巨大なシュガーケーキが用いられました。贅沢な砂糖の使用に国民も憧れましたが、その大きさの評判はあまり良いものではありませんでした。
その後、現在のような高さになったのは、さらにその18年後の1858年のヴィクトリア女王の長女であるヴィクトリア王女の結婚式で登場した「塔のように高い3段構造」のケーキが始まりとされています。それは一流の菓子職人が4人がかりで1週間かけて制作したもので巨大かつエレガントな芸術作品といえました。週刊新聞イラストレイテッド・ロンドン・ニュースで特集されたこの結婚式の記事の中にその挿絵が載ったことで広く世の中に広まりました。この時が3段であったために現在でも欧州では3段が主流となっています。3段には、1段目は「参列して頂いたゲストと一緒に」2段目は「参列できなかった方々へ配るため」3段目は「大切に保管して生まれてくる子供や結婚記念日のため」という意味があります。そこには、幸せの象徴であるケーキを皆で分け合うことで「幸せのお裾分け」につながるという思いも込められています。
そうして世界に広がったウエディングケーキですが、国によってその定番といわれるものが異なっていたりします。イギリスでは前出のヴィクトリア女王の例から始まったこともあり3段(以上)の積み重ねタイプのものが伝統的な形とされています。アメリカでは積み重ねをせずに、1段で長方形のケーキが主流です。多彩な色を使ってそこに絵やメッセージを書き込むのが一般的です。屋外や自宅でのアットホームな結婚パーティーなどではこの形が切り分けしやすく取り扱いが楽であることから好まれているようです。フランスではクロカンブッシュがその代表的なものといえます。クロカンブッシュは小さなシュークリームを砂糖や飴で固めて円錐形に積み上げたお菓子のことです。欧州では「赤ちゃんはキャベツ畑から生まれてくる」というおとぎ話もあり、シュークリームのシューはキャベツを表しているため子孫繁栄の願いがそこに込められています。クロカンブッシュは少しだけ固いので木槌で割ってゲストに配ります。日本では一時期(特にバブル期)「高ければ高いほど豪華」という風潮や認識もあり、高さを増すためにイミテーションケーキと生ケーキを合わせたものも見られましたが、現在ではすべて食べることのできるシンプルな生ケーキが主流になっています。加えて和装スタイルに合わせた和風デザイン(抹茶などを使い和風っぽくしたもの)も増えてきています。またウェディングケーキの代替の演出として、マカロンを使ったマカロンタワーや、カップケーキをスタンドに積み重ねて作るカップケーキタワー、ドーナツを積み上げたドーナツタワーなどの方法もポピュラーになりつつあります。更には披露宴の一角にケーキやフルーツのコーナーを設けてビュッフェ形式にするのも、特に小さい子供たちに人気があります。
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