セーフティーボックスとは｜【ホテル人材バンク】

ホテルなどの宿泊施設において、貴重品や高価なもの、パスポート、航空券などの公共交通機関のチケット、財布などの金銭を保管するための箱、または金庫のことです。英語ではsafety-deposit boxといいます。それぞれのお部屋に備え付けてある場合と、レセプションの横などに部屋やロッカーなどで用意してある場合があります。基本的には無料で使用できる宿泊施設が多いですが、有料の場合もあります。有料の場合でも治安のあまりよくない場所での海外旅行などの際には、パスポートや余分に持っている現金などは預けるのが無難と考えられています。

基本的に室内に設置されていることがほとんどなのですがホテルによってはフロントにセイフティボックスが設置されており泊まるときや外出する際にあずけるタイプであることも多いです。この場合はフロント内にお客様に見えない形でセキュリティボックスが置いてありなるべく何をどこにあずけているのかわからないようになっています。

海外のホテルでは用いられることの多いセイフティボックスですが過去にはフロントに貴重品を預けたり部屋に設置してあるセイフティボックスに貴重品を保管していて盗難にあわれてしまったケースもあり過信はできません。悪質な場合はスタッフがセイフティボックスを開けることができるように細工されてある場合もあるので注意が必要です。高級ホテルや星５の評価の高い宿泊施設おいても盗難被害が報告されておりホテルのグレードはあまりあてになりません。盗難は基本的にホテルスタッフと盗難グループが共謀して行っており完全に防ぐ方法は残念ながらありません。盗まれることを考え近年では専用の鍵やカードキーや暗証番号を用いるのではなくキャッシュカードやクレジットカード、パスポートなどで開け閉めを行えるタイプも増えてきました。室内に置いて外出したり外出中にも自分でもっているよりは盗まれづらいので一般的に使うことがほとんどです。スタッフたちを信用できないという場合は鍵付きのスーツケースを使い内ポケットに隠しておくという対策もあります。基本的に盗難はスタッフが勝手に行ってしまったり犯罪グループとつながっていたりして起こるもので痕跡が残ってはいけません。なのでスーツケースごと盗まれることはあまりありません。この方法はアパートホテルやアパートメントホテルに長期間滞在する際に使うと効果的です。しかし、盗難グループとスタッフ側が共謀していない場合はスーツケースを破壊して盗みをはたらけばよいだけのためこの対策も完ぺきではありません。また、大抵のホテルではセイフティボックスに保管しておいて紛失、破損した貴重品は補償されません。しかし、フロントへ預けた貴重品に関しては補償される場合がほとんどなので万が一を恐れる場合はフロントへ預けるのもよいでしょう。最近では身分証を偽造するためにパスポートが盗まれるケースも増えてきておりセイフティボックス内に保管される方が増えています。その場合はパスポートのカラーコピーを外で使います。トラブルとしては盗難意外に自分で設定した暗証番号を忘れてしまい開けることができず業者を呼んだが時間が間に合わず飛行機の予定時刻に間に合わなかった、セイフティボックスに段差があり中に置いてあったパスポートや紙幣などが引っかかってしまいすべてもちだすことができず忘れ物をしてしまった、鍵をかけわすれていて盗まれてしまった等があり盗まれる以外にもセイフティボックスにまつわるトラブルは起きがちです。なるべく設定していた番号をメモしておいたり荷物を持ち出すときにきちんと中を確認してものをとるようにしましょう。すべての部屋のセイフティボックスを開封できるマスターキーが過去盗まれたケースがありそれを隠ぺいするために盗まれたという事実があるにもかかわらずホテルスタッフが「もともと何も入ってなかったのではないか？」とうそをつき隠ぺいしたケースもありました。なのであまりホテルスタッフが信用できなさそうな治安が悪い国で一夜を過ごされるのであれば銀行や警察、日本領事館に預けるという手段もあります。同義語としてセキュリティボックス、デポジットボックスがあります。

ホテルのフロントもしくは、保管庫専用のエリアに設置されている場合もありますが、ほとんどはホテルの各客室内に置かれている小さな箱状の金庫がセーフティボックスです。別名デポジットボックス、セキュリティボックスとも呼ばれます。安全性が高いと思われがちなツールではありますが、確実ではありません。セーフティボックスとは別にスーツケースに鍵をかけておくなどの安全対策も必要でしょう。