旅館の仕事情報

旅館の清掃の仕事内容/給料(年収)

旅館の清掃がどのような仕事かはあまり知られていませんが、宿泊客に快適に過ごしてもらうための重要な仕事です。ここでは旅館の清掃の仕事内容や給料、清掃スタッフになるにはどういう方法があるかをご紹介します。

この記事の見出し

旅館の清掃の仕事内容を教えて

旅館の清掃の仕事内容をざっくり言うと

旅館の清掃業務の時間はだいたい朝9時から午後2時までで、正社員の場合はその後のチェックインの接客に回ることが多いです。住込みの従業員なら夜の布団敷きや食器洗浄を担当する場合もあります。

業務は客室・館内の清掃と、大浴場の清掃に分かれます。客室の清掃は、チェックアウト後の片付けと布団上げ、トイレ掃除、掃除機がけと拭き上げ、備品の洗浄、宿泊用品のセットとなります。洋室や和洋室の場合はベッドメイキングがあったりと、客室タイプごとに掃除の仕方が若干変わってきます。客室のほかに、廊下やロビーの掃除機がけや拭き掃除もしなければなりません。

大浴場の清掃は床や浴槽のブラシがけ、排水溝の掃除、ガラス戸の拭き上げといった力仕事が増えます。シャンプー類の補充や脱衣所・トイレなどの掃除もします。

清掃スタッフのほとんどがパートなので、掃除後のチェックや用度品の管理などは社員が担当することが多くなります。社員は清掃部門チーフとして他のスタッフに指示を出す役割もあります。

清掃の業務自体はマニュアル作業ですが、細かい配慮も必要なので、気配りができる人に向いています。外からは見えなくとも、旅館を支えるやりがいのある仕事です。

旅館の清掃は具体的にどんな仕事や業務をするの?

旅館の清掃業務には客室・館内の掃除と大浴場の掃除があり、基本的に担当スタッフが分かれて同時間帯での作業になります。浴場の規模が旅館によって異なるので、同じ清掃部門のスタッフで分担する場合もあれば、清掃部門とは別に大浴場管理専門のスタッフを置いている場合もあります。

客室・館内の清掃は、まずチェックアウト後の客室内の片付けと布団上げをしていきます。客室内の忘れ物や冷蔵庫の中をチェックした後、ゴミを回収し、布団をしまってシーツや枕カバー、タオルやバスタオルなどを集めてクリーニングに出し、カップや急須などの備品は洗浄に回します。その後窓を開けてはたきと掃除機をかけ、テーブルやフローリング、冷蔵庫やテレビ、窓などの拭き掃除をします。洗面台やシャワールームを洗浄し、ソープ類を補充します。それらが終わると備品を数を確認しながら元に戻し、人数分のリネン類、タオル、アメニティ、サービス品等をセットします。電気やエアコンやテレビの設定を戻して宿泊のセッティングは完了です。

トイレは1人が担当になって各客室を回って掃除し、共用トイレのほうも掃除します。はたきと掃除機がけも数人が担当となって、客室のほか廊下や階段、ロビーなどを回ります。客室の作業がある程度片付いたら、館内にあるテーブルや窓、備品などを手分けして掃除します。

客室タイプによっては、ベッドメイキングが必要になることもあります。旅館では布団敷きは基本的に夜の業務で、ベッドメイキングのイメージはありませんが、近年では洋室がある旅館はめずらしくありません。最近では和室にベッドを置く和洋室というタイプの部屋もあるなど、旅館でもベッドメイキング作業が増えてきています。また床も畳、フローリング、絨毯と部屋タイプによって異なる場合があり、部屋ごとに掃除の仕方が変わってきます。

このように清掃業務は全体の流れがやや複雑で、チーフが進み具合を確認しながら各スタッフに指示を出します。清掃スタッフはほとんどがパートなので、社員であればチーフを任されることが多いです。全体の作業が終わった後はチェックリストによる確認を行いますが、特に客室内では髪の毛一本の見落としも許されない重要な仕事で、基本的にチェックは社員の仕事になります。業務がすべて終わったら、用度品などの不足を事務に報告します。

大浴場の清掃の方はやや力仕事が多くなります。まず床タイルのブラシがけをします。浴槽の方もボイラーを止めてから湯を抜いて同じようにブラシをかけますが、湯の管理はボイラーの仕組みや、温泉か沸かし湯かで変わってくるので旅館ごとに手順が違います。その後、洗い場のカラン、シャワーヘッド、鏡、壁面などを全て洗剤で洗って流し、タオルで拭き上げます。湯桶と椅子も同じように洗浄し、排水溝はたわしを使って掃除します。シャンプー類は足りなくなっているものを補充します。大浴場は外の景色が見えるように大きなガラス戸があることが多く、これも全て洗ってワイパーで水気を切ります。手すりなどの拭き掃除をして、その後脱衣所の掃除に移ります。脱衣所はゴミを集めてタオルやマットなどを回収してから、はたきがけ、掃除機がけ、拭き掃除の順に掃除します。洗面台と鏡を洗浄し、トイレも掃除します。新しいマットを敷き、備品を補充して完了です。最後にチェックリストで確認をします。

大浴場専門のスタッフが清掃部門と別に置かれている場合は、清掃以外にもボイラーの管理などを担当することになります。求人の内容に注意しましょう。

旅館の清掃の勤務時間はいつ?

旅館の清掃の基本業務時間は朝のチェックアウトから夕方のチェックインまでの間です。多くの旅館がチェックアウト時間を10時前後としていますが、宿泊客によっては早い時間のチェックアウトもあるため、清掃の仕事が始まるのは午前9時頃になります。

業務終了時間は午後2時頃です。チェックインは大体3時頃からなので、早めのチェックインに対応するためにも2時頃には全ての作業が完了している必要があります。また、昼に館内の日帰り利用があることもあるので、大体の清掃を12時までに終わらせ、残りの客室セッティングなどを午後に回すことも多いです。

正社員の場合、この清掃業務のあとにチェックイン時間帯の接客サポートなどに回り、計8時間ほどの勤務になります。住込みの場合は休憩ののち、夜の布団敷きや食器洗いの仕事に入ることもあります。

旅館の清掃のやりがいや大変さはどんなところ?どんな人に向いてる??

接客業の中では華やかなイメージのある旅館ですが、それを裏から支えている仕事が清掃です。特にプライベートエリアである客室の掃除が行き届いていないと宿泊客は不快に感じてしまうため、掃除は徹底していなければならず、それを時間内に終わらせなければならない大変さもある、重要な仕事です。

基本的にはマニュアル作業ですが、湯飲みの欠けやシーツの破れ等、細かい点に気づくことがとても大切になります。細かい気配りができる人、責任のある仕事にやりがいを感じられる人に向いています。

旅館の清掃の給料・年収を教えて

旅館の清掃の給料・年収をざっくり言うと

旅館の清掃の給料は正社員の年収が250万円前後と、ほかの業種に比べてあまり高くありません。その代わり社員に対する手当は厚く、社会保険はもちろん通勤手当や食事補助なども付いているほか、大きな旅館では社員寮も完備されている例もあります。ただし残業代についてはみなし残業代になっている場合があるので、募集条件をよく確認しましょう。賞与については残念ながらほとんど期待できないようです。パートやアルバイトの時給は他の業種とそれほど変わりません。

旅館の清掃の給料(年収・月給・時給)はどのくらい?

年収 200万円~300万円程度
月収・月給 17万円~24万円程度

※賞与は別

日給 6,400円~8,800円程度

※一か月あたり20日働いた場合で計算

時給 800円~1,100円程度

※一日あたり8時間働いた場合で計算

旅館の清掃に手当(深夜・残業など)や賞与・ボーナスはあるの?

接客業では全体的に裏方の仕事のほうが給料が安い傾向にあるため、旅館の清掃の社員はそれほど年収が多くありませんが、勤続による昇給制度はあるようです。

また、時給のパートスタッフが多く働いていることから、旅館は勤務時間の管理が厳密です。特に清掃業務は日中の清掃作業の基本時間が決まっているため、残業や深夜勤務があった場合の手当は必ず付いています。ただし旅館の業務は日常的に残業が発生しやすく、正社員の場合はみなし残業代があらかじめ給料に含まれていることがあります。その場合は残業の有無にかかわらず月収は一定なので注意が必要です。募集要項をよく確認しましょう。

残業・深夜手当のほかにも、旅館業は通勤手当や制服貸与、食事補助などの待遇面が充実しています。各種手当のおかげで基本給のわりに実際の月収があまり低くなりません。大きな旅館では社員寮を完備していることもあり、給料こそ他の業種に比べて低いものの、独身であれば家賃、食費などの負担が少ないのは大きなメリットです。

賞与については残念ながら期待できません。募集要項に賞与の記載がないことも多く、あったとしても最低限です。旅館業の求人で賞与が2か月分以上ある場合はかなりの好待遇なので、求人情報でチェックしておきましょう。

旅館の清掃の勤務形態や働き方を教えて

旅館の清掃の勤務形態や働き方をざっくり言うと

旅館の社員の勤務は実働8~8.5時間ほどです。残業がある日は多いですが清掃スタッフの残業時間は長くありません。また、清掃業務は基本的に日中の仕事なので、住込みの従業員でなければ深夜の仕事はありません。

シフト制なので、週末以外であれば希望する日に休みを取ることが可能です。しかし年間の休日日数は少なく、特に繁忙期は休みを取ることができません。週休二日制や代休制度については応募の際に必ず確認しましょう。

旅館の清掃の勤務時間(労働時間)・休憩はどれくらい?

旅館の正社員の勤務時間は実働8~8.5時間、休憩は1時間程度です。客室も大浴場も日中の清掃業務は4~5時間ほどなので、正社員の場合は接客など清掃以外の業務も3~4時間担当することになります。

旅館の清掃のに深夜の仕事や残業はあるの?

清掃業務自体は日中の仕事なので、基本的に深夜勤務はありません。ただし住込みの従業員であれば夜の仕事を兼任する可能性もあります。また、旅館業は残業がある日が多いですが、清掃スタッフの場合は日中の清掃業務をチェックイン時間前に終わらせなければならないという制限があるため、長時間の残業が発生することはあまりありません。

旅館の清掃の仕事にシフトや休みはあるの?

旅館の仕事は休日日数が少なく、またゴールデンウィークやお盆、年末年始などの繁忙期に休むことはできません。しかし、清掃スタッフは基本的にシフト制のため、週末以外であれば希望する曜日に休みを入れることや、事前に申告して休みを調整することは可能です。

旅館に限らない話ですが、接客業の休日日数の少なさは社会的にも問題になることがあるので、応募の際には週休二日や代休の保証などを必ず確認しましょう。

旅館の清掃の仕事の通勤の方法や研修の有無についても教えて

旅館は駐車場があるので基本的に車通勤可です。通勤手当がつく場合も多く、大きい旅館では寮を完備しているところもあります。

旅館の社員は最初に1か月ほど研修期間があります。研修期間中の待遇は旅館によりますが、パートやアルバイトと同じ時給で働く場合が多いようです。この研修期間は仕事を覚えてもらう目的もありますが、“この仕事内容で働き続けられるか”、“ほかのスタッフと問題なく一緒に仕事ができるか”という確認の意味合いが強いです。

旅館の清掃の一般的な雇用形態を教えて

旅館の清掃の一般的な雇用形態をざっくり言うと

旅館の清掃はパートスタッフがほとんどです。旅館によっては契約社員や派遣社員を採っている場合もあります。正社員は清掃後のチェックや用度品の管理などを担当しますが、それ以外の清掃作業についてはパートも社員も同じ仕事を協力して進めます。正社員以外の清掃スタッフの勤務時間は日中の4~5時間ほどで、土日や夏の繁忙期だけなら高校生のアルバイトも可能です。アルバイト・パートの時給は他業種と同程度で、シフト制なので勤務日数や休みはある程度調整できます。

旅館の清掃の一般的な雇用形態・契約の種類

形態 アルバイト・パート 契約社員 派遣社員 正社員
募集 あり あり あり あり

パートやアルバイト(バイト)だとどんな仕事をするの?

旅館の清掃スタッフはほとんどがパートです。清掃後のチェックリストによる点検や用度品の確認・報告などは社員が担当することが多いですが、それ以外の仕事内容はパート・アルバイトも社員も変わりません。客室の片付けと布団上げ、掃除機がけや拭き掃除、トイレ掃除、宿泊用品のセッティングやベッドメイキング、廊下やロビーの掃除、大浴場の掃除などの業務を、マニュアルや社員の指示に従って協力して行います。

高校生でも旅館の清掃の仕事はできるの?

前日の宿泊客が多い土曜・日曜は清掃の仕事が忙しく、土日の日中だけなら高校生のアルバイトも可能です。また、学校の夏休みが旅館の繁忙期と重なるので、期間限定でのアルバイトもできます。夏の繁忙期の清掃は一年の中で最も忙しく、普段学生を雇っていない旅館なら高校生でもほかのパートと同じ時給で働けることもあります。

旅館の清掃のバイトの仕事は1日何時間くらい働けるの?

旅館の清掃のアルバイトは朝9時から午後2時までの4~5時間ほどの仕事になります。日中の勤務なので、昼食のまかないが付くことが多いです。忙しいときは勤務時間が少し延びることもありますが、社員のように他の業務を任されることはありません。また正社員の年収が他業種より低いのに比べ、パートやアルバイトの時給は他業種と同程度が保証されています。シフト制なので、希望すれば勤務日数や休みはある程度調整できます。

旅館の清掃の仕事に就職・転職するための方法や求人募集の探し方を教えて

旅館の清掃の仕事に就職・転職するための方法や求人募集の探し方をざっくり言うと

旅館の清掃の仕事に必要な資格やスキルは特になく、未経験でも問題ありません。また、新卒・中途問わず募集があります。ただし旅館の求人は見やすい場所に出ていないこともあり、転職サイトなどで条件だけを比較しようとしても難しい面があります。旅館のホームページや、あるいは直接電話するなどして募集情報を確認してみるといいでしょう。求人を出していなくても就職希望者が来れば採用を考えるという旅館もあります。

就職活動のために直接電話することについては旅館の場合とくに問題ありませんが、求人情報がネット上などに出ていないか事前に確認し、また失礼の無いよう旅館自体についてもよく調べてから電話しましょう。

面接では旅館のある地域への想いや、旅館に対する評判などを志望動機に挙げると好印象です。また、清掃は裏方の仕事で一般の人が知らない現場なので、仕事に対する知識よりも、仕事を学ぶ意欲や大変な仕事でもやり続ける覚悟があることを示しましょう。

旅館の清掃に採用されるのに必要なスキルや資格はあるの?

旅館の清掃の仕事に就職・転職するにあたって必要な資格やスキルは特にありません。募集・採用の時期も特に決まっていません。旅館は新卒採用にこだわるメリットが無いので、中途でも就職は可能です。中途採用の場合、宿泊業の経験があれば多少有利になります。ただほとんどの求人で未経験者歓迎となっているように、経験の有無もそれほど重視されません。新卒の場合も高卒と大卒で条件に差はありません。

採用に向けてのアピールポイントも“健康な体であること”、“長く働く意思があること”といった基本的なことになります。“大変な仕事でもやり続ける覚悟がある”ということが伝えられれば、雇う側としては安心して採用できるでしょう。

旅館の清掃の面接で志望動機を聞かれたりしたときや、履歴書や職務経歴書作成のコツはある?

面接で志望動機を聞かれたときは、その旅館の周辺地域への想いを語るととても好印象です。旅館はホテルや他の業種よりも、地域との付き合いがずっと親密なのです。ですので“○○旅館さんはいいところだとみんなが言っていた”などという人づての情報や評判のほうが信用されやすい部分もあります。逆に、あまり大げさな志望動機や、現場に対する個人的な感想を持ち出すと印象が良くありません。旅館の将来性とか宿泊したときに感動した体験とか、そういった話は実際に働く人間からは“分かったふりをしている”と見られやすいものです。特に清掃業務は人に知られていない裏方の仕事なので、面接では知識を見せるより仕事を学ぶ意欲を見せましょう。

清掃の仕事では経歴はそれほど重視されず、職務経歴書も不要であることがほとんどです。履歴書に必要なことを見やすく書きましょう。出身がわかりやすいように、学歴は小・中・高校の卒業から書いておくといいです。

旅館の清掃の求人募集や就職・転職情報はどうやって探せばいいの?

求人を探すときは一般的に求人情報誌や転職サイトで年収などの条件を見比べて選ぶものですが、旅館の場合は募集件数が少ないため、比較が難しい部分もあります。ですので旅館への就職・転職を希望する場合、まず働きたいと思える旅館をピックアップしてから調べるというのが1つの方法です。

旅館は会社としては小規模なため、求人情報を探しやすい形で出しているとは限りません。旅館名から求人情報を検索したり、旅館のホームページをチェックしたり、あるいは直接電話するなどして確認するといいでしょう。旅館の清掃は現状それほど人気のある仕事ではないので、仮に求人を出していなくても、就職・転職を希望する人が来れば採用を考えるという旅館もあります。

就職活動で企業に直接電話するのは失礼にあたる場合もありますが、旅館業では大抵の問い合わせが電話なので、直接電話しても特に問題ありません。こちらの意思を伝えれば人事担当に取り次いでもらえます。もちろん事前に転職サイトや旅館のホームページなどに求人情報が出ていないかチェックする必要があります。もし月収や年収についての情報が事前に見つからなかった場合、多少聞きづらくてもしっかり確認しておいたほうがいいでしょう。また注意点として、旅館は小さな組織なので、人事は統括部長や支配人が直接担当していることがあります。電話で失礼の無いよう、その旅館自体の下調べも十分にしてから電話しましょう。

 

旅館を利用する側にはあまり知られていない清掃の仕事ですが、華やかな旅館を陰から支える、やりがいのある仕事です。旅館業に興味のある方は、仲居などの接客以外にも、清掃の仕事を考えてみてはいかがでしょうか。

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