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ホテルマン/ホテルスタッフの仕事情報

ホテルのナイトマネージャーの仕事内容/給料(年収)/なるには

ホテルは24時間体制で業務を行っており、各部門ごとに役割が分けられています。今回は深夜帯の責任者であるナイトマネージャーの仕事について詳しく解説していきます。

このコンテンツの見出し
  1. ホテルのナイトマネージャーとは
  2. ホテルのナイトマネージャーの仕事
  3. ホテルのナイトマネージャーの給料(年収)
  4. ホテルのナイトマネージャーの勤務形態/働き方
  5. ホテルのナイトマネージャーの雇用形態
  6. ホテルのナイトマネージャーになるには
  7. ホテルのナイトマネージャーのやりがい/大変なこと/向いている人
  8. ホテルのナイトマネージャーの仕事に就職・転職するための方法や求人募集の探し方を教えて

ホテルのナイトマネージャーとは

ナイトマネージャーとは、日中の責任者である支配人又は総支配人に変わって、夜間の最高責任者として業務を円滑に遂行することです。

ホテルは24時間365日、お客様がご宿泊されて就寝されている間も数多くの夜勤スタッフが常駐しています。ナイトマネージャーの選任は必ずしも必要ではありませんが、ほとんどのホテルでは経験豊富なスタッフがナイトマネージャーの職に務めています。

なぜ法律で定められていないにも関わらずナイトマネージャーを選任しているかについては、夜間においても緊急を要する事態が発生するケースもあるため、支配人が不在の深夜帯には代わりとなる責任者の配置が適正であると考えられているためです。このように万が一の時、責任のある立場のスタッフが現場に居合わせないとなればホテルの信用問題にも関わる可能性もあり、火災や自然災害などが起こった際にお客様に適切な指示が出すことができないといった事態を招きかねないのです。

そのためホテルにとってナイトマネージャーは必要不可欠な存在となっており、夜間の最高責任者として重要な役割を果たしているのです。

ホテルのナイトマネージャーの仕事

ホテルのナイトマネージャー(ナイトMGR)は、日中の最高責任者である支配人の代わりとして、夜間の責任者の業務を担っています。そのためナイトマネージャーは、夜勤スタッフの指揮官として業務の遂行が円滑に行えるよう、現場のまとめ役として重要な役割を持った仕事なのです。

主な仕事内容にはホテル内の巡回やフロントレセプション業務などがあり、お客様からの要望やクレームに対しての対応も行わなければなりません。巡回については、日中は支配人が行う業務のひとつでもあり、ホテルの安全を守るために必要な仕事となっています。フロントレセプション業務では、お客様のチェックイン、チェックアウト業務も含まれているため、基本的なフロントスタッフとしての知識も必要です。

またホテル側に不手際があり、クレームやトラブルが発生した場合は、ナイトマネージャーが責任を負わなければなりません。最高責任者として当然のことではありますが、責任問題が発生しないよう努めることで回避することができます。

このようにナイトマネージャーは数多くの仕事を受け持ち責任のある大変な仕事ですが、自身の経験やスキル、リーダーシップを発揮できるやりがいのある仕事でもあるのです。

ホテルのナイトマネージャーの仕事内容

ホテルのナイトマネージャーマネージャーの仕事内容は、

  • ホテル内の巡回業務
  • お客様の対応
  • フロントレセプション業務

などです。

まず巡回業務では、ホテル内に異常がないか入念にチェックを行いながら館内を確認していきます。ただ歩き回るだけの地味な作業のように思えますが、日中は支配人も同様に巡回作業をしており、ホテルの安全を守るためにとても大切な仕事のひとつなのです。そのため支配人に怠らないようしっかりと目配り気配りができなければナイトマネージャーは務まりません。

またお客様の対応では、基本的にVIP対応やお客様からの要望への対応などを行い、クレームがあった際には状況に応じた適切な対応が求められます。深夜の時間帯であったとしても、お客様からフロントに連絡が来たり、直接フロントにお越しになられることがあるため、適切な対処をするとともにお客様に快適な環境を提供できるように最善を尽くす必要があるのです。クレームに関してはナイトマネージャーという立場上、最高責任者として問題を解決するよう務めなければなりません。つまりお客様に対するすべての対応において、確実に適切な処理を行うことがナイトマネージャーとしての最大の役割といえるでしょう。

次にフロントレセプション業務についてですが、通常のフロント業務とほとんど違いはなく、お客様のチェックインやチェックアウト時と対応も含まれています。

上記でご紹介した仕事内容以外にも、夜間の代表電話の対応もしなければなりません。このようにさまざまな仕事を任されているナイトマネージャーですが、夜勤ですので給料面に関しては日中のスタッフと比べると時給が高い傾向があります。

ホテルのナイトマネージャーの給料(年収)

ホテルのナイトマネージャーの給料(年収)はどれくらい?

年収 250万円~350万円程度
月収・月給 18万円~25万円程度 ※賞与は別
日給 9,000円~12,000円程度 ※一か月あたり20日働いた場合で計算
時給 1,100円~1,500円程度 ※一日あたり8時間働いた場合で計算

ホテルのナイトマネージャーの年収は250万円~350万円程度であり、月収だと18万円~25万円程度です。年収だけをみると少なく思うかもしれませんが、ナイトマネージャーは深夜帯の勤務であるため、労働基準法に基づいて通常の時給の1.35倍が支払われます。

また繁忙期や人員が足りない場合を除いては、残業を行うことはほとんどありません。賞与については、ホテルによって支給されるケースと支給されないケースがあるので年収に大きな差がでてきます。

ホテルのナイトマネージャーの手当(深夜・残業など)/賞与・ボーナス

ホテルのナイトマネージャーの仕事は夕方から早朝であり、最低賃金が日中よりも高いので月収が高く設定されています。給料形態が時給の場合だと、法律で定められた賃金以上の給料が支給され、月給の場合でも時給換算した金額以上になるように計算されています。

労働基準法では、深夜労働の時間は22時~5時の間と定められており、通常の最低賃金の1.35倍の賃金が支払われるように決められています。そのため年収や月収は安定しており、日中の勤務を任せられているスタッフと比べると時給が高いのです。また残業についてはほとんどありませんので、決められた時間内での業務のみとなるのがケースが一般的です。ですが、人員が不足していたり繁忙期で忙しい場合には残業になることもあるので覚えておきましょう。

賞与については、ホテルによって支給される場合もありますが、アルバイトやパートでの勤務形態だと支給されないのが一般的です。ボーナスや給料面、年収について気になるのであれば、採用される前に求人情報から確認しておくとよいでしょう。

ホテルのナイトマネージャーの勤務形態/働き方

ホテルのナイトマネージャーの勤務時間(労働時間)/休憩/残業

ナイトマネージャーの勤務時間は、10時間程度ですが実際の労働時間は5時間程度です。ナイトマネージャーの勤務時間は夜間の10時間程度ですが、深夜の3時間~5時間程度は仮眠室で休憩を取ります。

一般的なケースでは、深夜の3時間~5時間程度は仮眠室で休むことができるのでこのような労働時間であることが多いです。

ナイトマネージャーの勤務時間は、夕方又は夜~早朝であるため深夜の時間帯に働くことになります。

また残業はほとんどないため、日中は自宅でゆっくりと体を休ませることができます。

ホテルのナイトマネージャーの仕事のシフト/休み

休みについては、基本的にはシフト制となっているため、土日以外にも平日が休みになる場合もあります。そのため自身の都合でシフトを変更してもらえることもあるので、万が一の場合は担当者に相談してみるとよいでしょう。

ホテルのナイトマネージャーの通勤方法/研修

通勤方法に関しては特に規定を設けていることはありません。そのため自家用車や公共交通機関など自身の都合の良い方法で通勤可能です。

また入社後、一定の期間は、業務内容を覚えるために研修が行われるのが一般的です。

ホテルのナイトマネージャーの雇用形態

ホテルのナイトマネージャーの一般的な雇用形態

形態 アルバイト・パート 契約社員 派遣社員 正社員
募集 あり あり なし あり

ホテルのナイトマネージャーの雇用形態は以下です。

  • アルバイト・パート
  • 契約社員
  • 正社員(主に中途採用)

また派遣社員での募集は行われていないので注意しましょう。

それぞれの雇用形態の違いについてですが、正社員の場合は責任者として現場を統率しなければなりませんが、アルバイトやパートの場合は宿直に近い立ち位置となっています。仕事内容に関してはどの雇用形態においてもほとんど違いはなく、夜間、早朝のフロント業務や定期的な巡回業務をこなします。

正社員だと中途採用での募集がほとんどですが、アルバイトでは新卒、中途共に求人があり、仕事内容に関しては正社員とほとんど変わりません。ですが責任者として従事するというよりも、宿直に近いような立ち位置として捉えられています。

主な仕事内容は、夜間と早朝のフロント業務やホテル内の定期巡回などで、実働時間は5時間~6時間程度となっています。ですが深夜帯は日中と比べると極端に仕事量が少ないため、仮眠室での休憩時間がとても長く設定されています。ですので実際の拘束時間は10時間程度になるため、5時間~6時間働いたからといって業務終了とはなりません。

またアルバイトやパートの給料形態は、月給制の多い正社員や契約社員と違って、時給や日給制であることがほとんどです。

ホテルのナイトマネージャーになるには

ホテルのナイトマネージャーになるにはどうすればいいの?

ナイトマネージャーになるには、ホテルスタッフに必要な基本知識を身に着けていなければなりません。

よってホテルのナイトマネージャーになるには、最低でもフロント業務の基礎知識が必要です。

新卒での採用はあまりなく経験者の中途採用が一般的ですが、本人の努力次第では管理職への昇進も充分可能となっています。

規模の大きいホテルでは経験豊富で実力を伴うスタッフが選任されていますが、ビジネスホテルや規模の小さいホテルではアルバイトやパート、契約社員での募集を行っていることもあります。

そのため正社員として働く場合は夜間の責任者として実力を認められれば、支配人や役職のある管理職への昇進も充分に可能です。

ホテルのナイトマネージャーになるには専門学校やスクールに通う必要はあるの?

ナイトマネージャーになるために専門学校やスクールに通う必要はありません。アルバイトやパートの場合だと未経験でも採用されることがあります。

ですが正社員としてナイトマネージャーを目指しているのであれば、ホテル関係の専門学校に通ったのちにホテルのフロント職で実務経験を積んでおくと採用の可否の際に有利になります。

ホテルのナイトマネージャーに採用されるのに必要な資格

ホテルのナイトマネージャーに必要なスキルや経験は、雇用形態の違いで大きく異なります。まずアルバイトやパートの場合だと新卒での募集もありますが、必要とされる資格やスキルは特になく、未経験者でも採用しているホテルも存在しています。一方、正社員としてナイトマネージャーの職に就く場合は、必要な資格は特にありませんが、以下のようなさまざまな経験やスキルが必要となるケースがほとんどです。

  • ホテルでのアシスタントマネージャー以上の経験
  • ホテルフロント業務の経験
  • 英語や中国語などの語学スキル
  • 責任者としてのリーダーシップやコミュニケーション能力 など

上記以外にも必要なスキルや経験を応募資格として設けている場合もありますが、ホテルのフロント業務経験があれば採用基準を満たしているケースもあるので、事前に各ホテルの求人募集要項で確認しておくとよいでしょう。

ホテルのナイトマネージャーのやりがい/大変なこと/向いている人

ホテルのナイトマネージャーの仕事に携わる上で大変なところは、責任者として夜間のすべての事象に対して責任が掛かることでしょう。一般のスタッフと違い頼られる側の立場であるため、的確な判断力やリーダーシップの必要な上、ホテルのスタッフとしての知識が頭一つ抜けているような人材でなければなりません。ですが大変な面がある一方、自身の指示でホテルの業務を回していけるため、人の上に立って活躍したい人にとってはとてもやりがいを感じられる仕事ともいえます。

またお客様の対応やトラブル時の対処が適切に行われていると、ホテルの評判は良くなりますし上層部からの信頼を得ることもできます。そのためお客様からのありがとうの言葉や、上層部からのお褒めの言葉をいただいた時には頑張ってよかったと心の底から感じられることでしょう。一般のスタッフでは味わうことのできないやりがいや楽しさがナイトマネージャーの仕事にはあるのです。

ホテルのナイトマネージャーの仕事に就職・転職するための方法や求人募集の探し方を教えて

面接で志望動機を聞かれたりしたときや、履歴書や職務経歴書作成のコツはある?

就職面接では志望動機のほかに、現在までの職歴や学歴、取得している資格などについて質問されます。特に志望動機は面接の中でも重要であるため、事前にしっかりと内容を考えておく必要があります。

採用の可否に影響を与える履歴書や職務経歴書は誤字や脱字がないように記述することはもちろん、応募後の就職面接では丁寧な対応ができるようしっかりと準備しておきましょう。特に志望動機については重要な項目なので、内容を考えておく必要があります。

また、いままでの経歴でホテルでの実務経験があれば、具体的にどういった内容の仕事に従事していたのか質問されることが多いです。

ナイトマネージャーの仕事では雇用形態が正社員の場合、責任を持って業務に従事しなければならなく、企業からしても実力のある人物を採用したいと考えています。

そのため就職面接の他にも、履歴書や職務経歴書も重要な判断材料となっているため、できる限り自己アピールした内容である必要があります。

また書類選考後に面接となるケースもあるので、その場合は履歴書と職務経歴書の重要性はより高いものといえるでしょう。

ホテルのナイトマネージャーの求人募集や就職・転職情報はどうやって探せばいいの?

求人情報に関しては、職業安定所やインターネット内の転職サイトから検索できるので、自身の状況に合わせて利用してみるとよいです。

ナイトマネージャーの求人情報は、職業安定所や路上や転職サイトなどで探すことができます。まず職業安定所では、さまざまな職種の求人情報が掲載されており、正社員はもちろん、アルバイトやパートなど雇用形態ごとに分けて就職先を検索することも可能です。

またハローワークから求人募集に応募する時には、事前に求職者登録を行う必要があり、登録していない場合は応募できないので覚えておきましょう。応募した後の流れは、窓口に書類を提出したのちに施設内の職員の方が、相手企業に電話で対応してくれます。場合によっては企業側が本人と話をしたいと申し出ることもあるので、その際ははっきりとした口調で対応し、言葉使いにも注意しましょう。

次に、インターネットでは転職サイトから求人情報を検索することができます。昼夜問わず求人情報の閲覧が可能となっているので、忙しくて時間に余裕がない人や近隣に職業安定所がないといった場合の就職活動には非常に便利な方法です。

また転職サイトには特定の職種のみ掲載しているサイトや、さまざまな種類の職種を扱っているサイトなどが存在しています。転職サイトから求人募集に応募する際には、各サイトごとに会員登録が必要となるケースが大半を占めているため、自身のお気に入りの転職サイトに登録してみると良いでしょう。

 

夜間の責任者として働くナイトマネージャーは、ホテルにとって必要不可欠な存在として扱われています。今後も、ナイトマネージャーの重要性は宿泊業界全体に広がっていくことでしょう。

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